開先付き異形棒鋼NewJ-BARとは
開先付き異形棒鋼NewJ-BARは、コンクリート用異形棒鋼が節を一様に形成し溶接に適さない表面形状のまま、フレアー溶接している状況を鑑みて、開発されました。構造の世界において、節があるコンクリート用異形棒鋼(JIS G 3112)の片側に、一般社団法人 日本鋼構造協会(JSSC)の溶接開先標準に適合するJ形開先をロール成型するとともに化学成分などを調整し、唯一の溶接可能な異形棒鋼としての地位を確立しております。
また、構造に携わる方々からのご要望に応えるため太径・高強度の開発に邁進してまいりました。
NewJ-BAR WSD490 Jタイプは、炭素当量を極めて低いCeq(C+Mn/6)≦0.48にするとともに降伏比80%以下ならびに破断伸び15%以上を規定するなど、今般の日本工業規格改正に先駆けて、非常に高い性能を確保した建築材料であります。
この開先付き異形棒鋼WSD490は国土交通大臣の認定(認定番号MSRB-0120)、WSD490 WD41Jは国土交通大臣の認定(認定番号MSRB-0129(北越メタル樺キ岡工場)、MSRB-0119(北越メタル且O条工場)、MSRB-0108(JFE条鋼梶j)を取得し、溶接接合部引張試験で490N/o2の妥当性が確認されたことより、母材と同等の溶接部の許容応力度ならびに材料強度の基準強度の数値の指定を受けております。
NewJ-BARは、これまでの節がある異形棒鋼にそのままフレアー溶接する方法において課題とされた、開先標準にない粗くかつ狭い初層面での溶接欠陥ならびに計測が不能で困難であった有効のど厚管理の問題を解決して、溶着金属量の低減、初層の溶け込み不良および溶接割れなどの溶接欠陥の抑制において極めて有効で信頼性が高いと言われるJ形開先溶接継手を形成いたします。
なお、2018年7月より凸部も含むすべての溶接面を溶接開先標準に適合させ、溶接性をより良くしたNewJ-BAR Jタイプにて供給を開始致します。
NewJ-BAR Jタイプに供給開始に伴い、大臣認定番号が変更になりますが、材質・断面積・付着性能には変更がなく、溶接長などの施工上の変更、構造計算に影響を与える変更もありません。
従いまして、現在、確認申請上の図書の案件に関しては、まことに申し訳ありませんが建築基準法施行規則第3条の2に準拠する変更内容であり、軽微な変更に該当いたしますので、何卒、皆様のご協力をお願いします。
詳しくはこちら(開先付き異形棒鋼NewJ-BAR Jタイプの変更説明書)をご参照頂くか、株式会社ブレイブにお問い合わせください。
施工要領書の掲載を開始致しますが、本施工要領書は、指定性能評価機関に確認された施工要領書でありますので、準拠をお願いします。
その内容よりも性能が上回る事項の場合は、設計者判断にて採用可能とします。
NewJ-BAR WD25J(D25相当)は製造しておりません。
製品情報/技術資料
J-BAR通信
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よくある質問を中心として毎月1回程度、【J-BAR通信】を皆様にお送り致します。
- 22/11/22 第十二号 基礎部材の強度と変形性能について
- 22/8/1 第十一号 杭頭補強筋NewJ-BAR WSD490 WD41J長岡工場 大臣認定MSRB-0129取得について
- 21/12/13 第十号 杭頭補強筋NewJ-BARの熱影響
- 21/10/28 第九号 杭頭補強筋NewJ-BARの配置2
- 21/9/10 第八号 杭頭補強筋NewJ-BARの配置1
- 21/8/2 第七号 終局曲げ耐力の計算について
- 21/7/9 第六号 NewJ-BARと杭頭半固定工法の併用について
- 21/7/9 第五号 杭頭補強筋NewJ-BARの溶接設計2
- 21/6/3 第四号 杭頭補強筋NewJ-BARの溶接設計1
- 21/5/10 第三号 杭頭補強筋NewJ-BARの検査方法に関して
- 21/5/10 第二号 NewJ-BARの曲げについて
- 21/4/5 第一号 設計マニュアル改定・定着形式
更新情報
- 2024年2月16日
- 技術資料 設計マニュアル、特記仕様書を修正致しました。
- 2024年1月23日
- 技術資料 製品情報を掲載致しました。
- 2023年4月28日
- 技術資料 設計マニュアル、特記仕様書、施工要領書を修正致しました。
- 2022年9月26日
- 技術資料 設計マニュアルを修正致しました。
- 2022年8月1日
- 技術資料 設計マニュアル、特記仕様書、施工要領書、パンフレットを更新致しました。
認定書、試験データ等を追加致しました。 - 2021年11月11日
- 技術資料 設計マニュアルを修正致しました。
- 2021年11月4日
- 技術資料 施工要領書を修正致しました。
- 2021年11月1日
- 技術資料 設計マニュアル・特記仕様書を修正致しました。
- 2021年9月10日
- 技術資料 設計マニュアルを修正致しました。
- 2021年7月9日
- 技術資料 施工要領書を修正致しました。
- 2021年6月15日
- 技術資料 特記仕様書を修正致しました。
- 2021年4月5日
- 技術資料 設計マニュアル、特記仕様書、施工要領書、チェックリストを修正致しました。
- 2020年11月24日
- 株式会社ブレイブ東京事務所移転により一部資料を改定致しました。技術資料
〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目17-50 赤坂タワーレジデンス Top of the Hill 3605号室
TEL:03-6441-3065
FAX:03-6441-3066 - 2020年9月7日
- 設計マニュアル(杭頭補強編)及び特記仕様書を改訂致しました。技術資料
- 2020年1月6日
- 北越メタル鰍フ子会社統合により大臣認定を再度取得致しました。それにともない、大臣認定書の差し替えを行い、パンフレット、設計マニュアル、施工要領書、特記仕様書を修正致しました。技術資料
- 2019年8月1日
- 技術資料に施工要領書を掲載致しました。また、設計マニュアル、特記仕様書を修正致しました。
- 2019年1月7日
- 技術資料にNewJ-BAR Jタイプの材料品質データ及び溶接部熱影響確認試験データを掲載致しました。また、特記仕様書の一部記号を設計マニュアルに合わせ修正致しました。
- 2018年3月12日
- NewJ-BAR Jタイプ投入に伴い、技術資料を改訂致しました。
- 2015年3月20日
- お問い合わせ株式会社ブレイブ東京営業部の住所が変更になりました。電話番号・FAX番号は変更ありません。
- 2015年1月14日
- 技術資料「設計マニュアル 柱脚補強編」を提供開始致しました。
技術資料「設計マニュアル 杭頭補強編」を改訂致しました。 - 2014年9月9日
- WSD490に関する各種資料及び製品情報を掲載開始致しました。
- 2013年11月26日
- 技術資料特記仕様書(A2)を一部修正致しました。
- 2013年10月8日
- 技術資料特記仕様書(A2)を一部修正致しました。
- 2013年4月12日
- 技術資料特記仕様書をWD35N対応に更新致しました。
- 2013年2月12日
- 2013年1月よりWD35N(D35相当)の製造を開始致しました。
- 2012年3月2日
- 技術資料「特記仕様書 設計・施工編(A2)」を更新致しました。
- 2011年10月6日
- 技術資料「国土交通省 大臣認定書」を更新し、別添を添付致しました。
- 2011年8月26日
- 技術資料「特記仕様書 設計・施工編(A2)」を更新致しました。
- 2011年4月26日
- 製品情報を更新致しました。
- 2011年2月7日
- レイアウトを変更し、開先付き異形棒鋼NewJ-BARの情報を掲載致しました。
特記仕様書等技術資料をNewJ-BARの資料に差し替え致しました。 - 2011年1月6日
- 特記仕様書を更新しました。
- 2010年12月15日
- 開先付き異形棒鋼「J-BAR」バージョンアップについてのお知らせを掲載致しました。
- 2010年11月4日
- 杭頭補強に関する特記仕様書を更新しました。
- 2007年10月10日
- 大臣認定書を更新しました。
- 2007年9月26日
- 特記仕様書を更新しました。
- 2006年7月19日
- レイアウトを変更し、わかりやすくしました。
ウェブ計算依頼のシステムを改善しました。 - 2005年11月29日
- ウェブサイトによる技術サポートを開始いたしました。
- 2005年5月12日
- J-BARが国土交通省大臣認定品となりました。
【2024年2月16日更新の資料】
設計マニュアル、特記仕様書において、最小間隔推奨値が配筋施工が可能であることを保証する数値でないことを明記致しました。
特記仕様書の杭頭部の納まり図に場所打ち杭を追加致しました。
・設計マニュアル(杭頭補強編)(PDF)